阪神・浜地 35日ぶり復帰即イニングまたぎで零封 矢野監督“7回の男”に指名「十分いけると思う」

[ 2022年6月20日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神4ー7DeNA ( 2022年6月19日    甲子園 )

<神・D>4回途中、2番手で登板する阪神・浜地(撮影・北條 貴史)
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 阪神・浜地はスケールが大きくなって帰ってきた。同点の4回1死一塁で、西純を救援。打率リーグトップの佐野を二ゴロ併殺に打ち取り、回をまたいだ5回は森、蝦名、牧の上位3人から3者連続三振を奪った。決め球は全て140キロ台後半の直球だ。

 「たくさんのお客さんの前で楽しみながら投げられた。欲しいところでゲッツーも取れた。イニングをまたぎながら自分の投球ができた」

 右下肢の張りで登録を外れ、5月15日以来、35日ぶりのマウンド。久々の競った展開でも、観衆3万7468人の雰囲気を味わう余裕があったのは、状態に自信があったからだ。2軍では「治療だけでなくフィジカル的にパワーアップして帰ろうと思った」と体をつくりなおした。効果が表れ、4月20日にサヨナラ弾を浴びて今季唯一の黒星を付けられたDeNA打線に、しっかりとリベンジした。

 高卒6年目。故障するまで中継ぎで17試合に登板して防御率1・76を残した。復帰戦で満点の内容を見せられた矢野監督は「勝ちパターンで十分いけると思う」と“7回の男”に指名した。

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2022年6月20日のニュース