巨人・山崎伊織「悔しいです」プロ最短3回途中KO 死球、死球、四球で満塁 原監督たまらず交代告げる

[ 2022年6月5日 15:10 ]

交流戦   巨人―ロッテ ( 2022年6月5日    東京D )

<巨・ロ>3回、降板する山崎伊(撮影・白鳥 佳樹) 
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 巨人の2年目右腕、山崎伊織投手(23)がロッテ戦(東京D)で交流戦2度目の先発登板。プロ最短となる3回途中3失点で降板した。

 2―2で迎えた3回、1死からマーティン、中村奨に連続死球。佐藤都に四球を与えて無安打で1死満塁のピンチを招くと、ここで原辰徳監督(63)がベンチを出て投手交代を告げた。2番手として登板した菊地はレアードに中犠飛を打たれて勝ち越しを許したが、角中を空振り三振に仕留め、最少失点でしのいだ。

 山崎伊は直前の2回1死一塁で入った第1打席でアクシデントがあった。相手先発左腕・本前からバスターで一塁方向にゴロを放つと、ベースカバーに走った本前との競争に。結局アウトとなったが、自打球よけのレガースが外れかかってつまずく形となり、転倒した。一瞬ヒヤリとさせたが“大丈夫です”の意思表示。3回のマウンドにも上がったが、プロ最短の3回途中降板となった。マーティンへの死球は直球が引っかかり、中村奨への死球はカットボールのすっぽ抜けだった。

 投球内容は2回1/3で打者13人に対して58球を投げ、3安打3失点。1三振を奪い、与えた四死球は3、直球のMAXは初回に出た149キロだった。

 山崎伊はプロ4度目の登板、3度目の先発マウンドとなった4月28日のDeNA戦(横浜)で6回3安打無失点と好投して待望のプロ初勝利。5月10日のDeNA戦(新潟)では初回に3失点しながら6回3失点と粘ったが、打線の援護にも恵まれずプロ初黒星を喫した。同18日の広島戦(東京D)では6回途中に右足がつって緊急降板も7安打1失点で2勝目。前回登板した5月25日のオリックス戦(東京D)は交流戦初登板初先発で5回5安打3失点(自責2)で勝敗は付かず、翌26日に登録抹消。この日は試合前に出場選手登録されたが、丸、ウォーカーの連続アーチで初回に2点援護をもらった直後の2回にレアードに同点2ランを浴びていた。

 ▼山崎伊 先発の役割を果たせず悔しいです。

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