落合博満氏　阪神期待の佐藤輝「完全にずれちゃったんだと思う」

落合博満氏
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　現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（68）が15日、YouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。昨季、阪神でルーキーとして注目を集めた佐藤輝明内野手（23）のシーズン後半の“失速”の理由に言及した。

　「あれは体力不足」

　佐藤輝は昨季開幕から新人らしからぬ度胸と打棒で本塁打を量産。5月度の月間MVP受賞や、長嶋茂雄以来となる新人の1試合3本塁打など好成績を収めた。だが、後半戦は失速。野手ではNPB史上ワーストとなる59打席連続無安打や、三振も目立ち、打率・238、24本塁打、64打点、173三振という結果で1年目のシーズンを終えた。

　落合氏は佐藤輝の失速の大きな理由として「あれは体力不足。実際のスイングと自分の感覚が完全にずれちゃったんだと思う」とズバリ。そして「ずれるってことは体力がないってことなんだよ。だから（監督時代に）中日が勝ったというのは体力勝負だったんだと思うよ。最後までバテなかったとかね。だいたい30試合とか40試合周期でバテっていうのは来るから」と自身の監督時代の中日と照らし合わせてシーズンを戦い抜く難しさ、それに必要なものを説いた。