阪神・佐藤輝 今春“初猛打賞”!4戦連続の4番で好結果も謙虚「もうちょっと打球を上げて打ちたい」

[ 2022年3月9日 05:30 ]

オープン戦   阪神10ー3広島 ( 2022年3月8日    甲子園 )

<神・広>2回、左前打を放ち、ベンチに向かってポーズを決める佐藤輝(撮影・平嶋 理子)
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 阪神・佐藤輝は4試合連続で4番に座り、1イニング2安打を含む今春初の3安打で甲子園を沸かせた。

 「結果自体は良かったですけど、もうちょっと打球を上げて打ちたいなと。左ピッチャーと久しぶりな感じだったので、もうちょっとアジャストしていければいいかなと思います」

 好結果におごらず、内容の改善を求める姿勢が頼もしい。2回先頭で左腕・床田の外角144キロ直球を左前打し、見せ場は6回だ。無死一塁で近大時代に対戦経験のあるドラフト2位左腕・森(当時は関大)の初球、内角141キロを捉えて一、二塁間を破る右前打。好機拡大から打線がつながり、一巡後の1死一、二塁では森浦の内角141キロ直球を右前適時打とし、一挙8得点の猛攻劇を締めくくった。

 春季キャンプから帰阪後初の対戦だった左腕から3安打。「右投手と違う感覚があるので、もう少し今後の試合で磨いていきたい」とうなずいた。昨季の1試合3安打以上は7度。同じ新人だった同僚の中野(12度)やDeNA・牧(14度)らに数の上では後れを取った。固め打ちが増えれば、打率3割の大台も見える。

 オープン戦は6試合を終えて打率・381の安定感。「練習のたまものなんじゃないですか」と笑いつつ、本塁打がない現状も踏まえて力を込めた。「いい感じでは間違いなくきているので、あとはもう少し長打を打てるように。いいスイングの中でもう少し(打球の角度を)上げていこうかなと」。背番号8らしい豪快弾が飛び出すのも、時間の問題と言えそうだ。(阪井 日向)

 《4年ぶりオープン戦一挙8得点》阪神が6回に8得点の猛攻。オープン戦では18年3月16日の楽天戦(静岡)の7回に8得点して以来4年ぶり。シーズンの1イニング8得点以上は、近年では18年9月16日のDeNA戦(横浜)で、3回と8回に9得点ずつ記録。20―4で圧勝している。

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