JR九州は東芝に零敗 15年ぶりVならず

[ 2022年3月9日 18:33 ]

第76回JABA東京スポニチ大会最終日・決勝   JR九州0─6東芝 ( 2022年3月9日    神宮 )

<JR九州・東芝>6回無死、中前打を放つJR九州・山田(撮影・木村 揚輔)
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 07年以来、15年ぶりの優勝を狙ったJR九州は東芝の前に敗れ悔しい準優勝に終わった。

 同日に行われた準決勝では先発の鷲崎が日立製作所の強力打線を手玉に取るような投球。9回、137球2失点完投で決勝の舞台に押し上げた。しかし決勝では先発の鈴木、二番手谷崎で2回までに6失点。打線も東芝・吉村の前に零封され涙を飲んだ。

 それでも予選リーグ初戦、強豪NTT東日本戦では9回に一挙5点を奪う大逆転劇。JFE東日本戦でも投打の歯車が噛み合って快勝。決勝トーナメントに進出した。

 予選&決勝トーナメント4試合で選手も大きく成長。打率・375、4番として満弾を含む7打点と活躍した岩切が敢闘賞。打率・467と3番打者の役目を果たした山田が打撃賞を獲得。優秀選手には鷲崎投手、塩田捕手が選出されるなどスポニチ大会を大いに盛り上げた。九州ではHonda熊本、西部ガスに都市対抗行きを阻まれている。今年こそ、この勢いで東京ドーム行きのチケットをつかみ取るつもりだ。

 ▼JR九州・野中憲二監督 (決勝は)後半勝負を見込んでエースを控えさせていたが、2回までに6失点の展開になり私の采配ミス。でもNTT東日本戦で9回に大逆転をしたりJFE東日本、日立製作所と関東の強豪チームに勝てて、JR九州の存在を少しは示せたかと思う。Honda熊本、西部ガスに勝たないと都市対抗に行けない。守備からリズムを作るというスタイルを磨いて、今年こそ東京ドームを目指したいと思います。

 ▼山田遼平外野手(2本塁打を含む打率・467で打撃賞獲得) 予選リーグは貢献出来なかったけど、日立戦でやっと役に立てた。4番から3番になったけどやることは一緒。チームも大会前は打線がつながらなかったけど、NTT東日本戦の逆転勝ちでいい感じになった。もっとレベルアップして都市対抗に出れるよう頑張りたい。

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2022年3月9日のニュース