セガサミー2年連続4強 近大で阪神・佐藤輝の先輩中川満弾!!プロ指名漏れ奮起

[ 2021年12月7日 05:30 ]

第92回都市対抗野球大会準々決勝   セガサミー7―2JR東日本東北 ( 2021年12月6日    東京D )

<セガサミー・JR東日本東北>3回2死満塁、チームメートに祝福され、笑顔を見せる中越え満塁本塁打を放ったセガサミー・中川(中央)(撮影・木村 揚輔)
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 準々決勝2試合が行われた。セガサミー(東京都)はJR東日本東北(仙台市)を7―2で下し、2年連続の4強入り。中川智裕内野手(24)が、3回に自身の都市対抗1号となる満塁本塁打をマークした。

 中川は強く念じていた。「チャンスで回ってこい」と。願いは通じ、2―1で迎えた3回2死満塁で1メートル88の巨漢に打席が回った。応援団による声援がヒートアップする中、「1、2回戦は真っすぐを打った。変化球が多くなる」と冷静に配球を読んだ。カウント2―2から左腕・西村のチェンジアップを捉えると、白球はバックスクリーン左で大きく弾んだ。3試合連続安打となる快音は、都市対抗初アーチだ。

 「追い込まれた中でコンタクトできた。ようやく打てました」

 予選では23打数無安打と絶不調。社会人トップクラスの強肩と、広角に長打を放つ大型遊撃手としてドラフト指名が有力視されたが、アピールできずにプロ入りを逃した。勝利を決定づけた一撃を、元広島・西田真二監督は「宝くじと言ったら失礼ですけど、中川のミリオンホームラン。久しぶりに良い本塁打ですね」と称えた上で、「予選で2、3発打っていれば指名されました」と惜しんだ。

 近大時代は1学年下の佐藤輝(現阪神)と三遊間を組むなど大型内野手コンビでチームを支えた中川。新人ながら24本塁打を放った後輩の活躍を「鼓舞された。ああやって活躍して自分にとってもプラス」と成長の糧にした。大卒3年目となる来秋のドラフトへ向け「まだまだアピールできる。また頑張っていきたい」と意気込む。

 セガサミーの最高成績はベスト4で、昨年も準決勝で敗退。「ベスト4の壁を乗り越えるために今年一年やってきたので、次の試合で勝てるように準備したい」。目覚めた大器が、チームの新たな歴史と自らの夢への道を切り開く。(柳内 遼平)

 ◇中川 智裕(なかがわ・ともひろ)1997年(平9)8月4日生まれ、大阪府八尾市出身の24歳。小1から小6までソフトボールをプレー。久宝寺中では八尾ボーイズに所属。近大付では甲子園出場なし。近大を経て20年からセガサミー。憧れの選手は巨人・坂本。1メートル88、93キロ。右投げ右打ち。
 

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