【広島・誠也と一問一答】「もっと上で頑張りたい気持ちが強くなった」 同学年の大谷には「すごいなと」

[ 2021年11月17日 05:30 ]

2016年、侍ジャパンの全体ミーティングで談笑する大谷翔平投手(日本ハム)と鈴木誠也外野手(右、広島)
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 広島は16日、鈴木誠也外野手(27)の米大リーグ移籍を容認し、来週にも日本野球機構(NPB)にポスティングシステム(入札制度)の申請を行うと発表した。複数球団による大争奪戦は必至。鈴木誠は18年オフに将来的なメジャー挑戦の意向を球団に伝えており、4年越しの夢が実現に向けて動き始める。以下は、鈴木誠との一問一答。

 ――今年だと思ったタイミングは。
 「成績的に球団が認めてくれたというのもある。行くためには、そのぐらいの成績を出さないといけないと思っていた。そうでないと認めてくれないので、だから是が非でも結果を出して…という感じでやっていました」

 ――野球を始めてから常に高い目標を持って野球をやってきた。
 「常にうまくなりたいと思うのが普通だと思いますし、そういう気持ちでいままで野球に取り組んできた。もっと上で頑張りたい、もっと上手になりたいという気持ちがより強くなってきたので、挑戦したいという気持ちになりました」

 ――球団への思い。
 「もしかしたら、ここに残っているかもしれないし、そこは何とも言えないです。でも、いろんな経験をさせてもらって、1年目から本当にいろんなことを教えてもらった。ここまで成長できたのは、もちろんカープ球団のおかげでもありますし、ファンの皆さんの声援があって、ここまで大きく育つことができた。本当に感謝しかないです」

 ――同僚への思い。
 「寂しいが一番。ずっと仲良くやらせてもらっていた。でも、僕が抜けることで若い選手のチャンスも増えると思いますし、そこをガツガツと頑張って、もっともっと強いカープをつくってほしい」

 ――今季後輩に積極的に指導していたのは、チームを離れることを想定していたのか。
 「いや、それはないです。ただ単に後輩が増えて、後輩が悔しがっている姿とか、苦しんでいる姿を見たらもちろん誰でも手助けしたくなる。あまり言われたくないときに言われても耳に入ってこないので、そこら辺は見極めながら話せたらな…と思っていた。今年は若い選手がたくさん出る機会が増えたので、そうなれば伝えたいなと思っていた」

 ――同学年のエンゼルス・大谷の活躍は見ていたか。
 「チェックも何も目に付く。テレビを見たら出てくるし、同級生としてやっぱりすごいなと思います。あそこ(大谷の成績)を目指そうとも思わないし、自分自身がしっかり頑張れればなと。やっぱり、いち同級生として尊敬しています」

 ――カープに残せたと思うものはあるか。
 「何も残せたものはないと思っていますけど、みんなと楽しくワイワイできたのが思い出。優勝できたのもそうですし、いろんなことを学ばせてもらった」

 ――少年少女ら野球ファンに、どのような姿を見せたいか。
 「日本でやっていた以上のプレーをできるようにもっともっと頑張って、子どもたちに憧れられる存在になれるように頑張りたいなと思います」

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2021年11月17日のニュース