巨人、今月2度目の5連敗 中日戦も5連敗で5年ぶり負け越し決定 首位で9月に突入しながら月間借金8

[ 2021年9月30日 20:00 ]

セ・リーグ   巨人0―1中日 ( 2021年9月30日    バンテリンD )

<中・巨>9回2死、坂本が三振に倒れゲームセット (撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 巨人は今季最少タイのわずか3安打で今季10度目となる完封負け。6戦勝ちなしで今月2度目の5連敗を喫し、最大15あった貯金が6月19日以来103日ぶりの6となった。中日戦は8月29日の勝利を最後に5連敗で、2016年以来5年ぶりのシーズン負け越しが決まった。巨人が同一カード3連戦3連敗を喫するのは今季初。首位で突入した9月の月間成績は6勝14敗5分けの借金8となった。

 巨人は先発左腕・メルセデスが6回1失点と好投したが、5回に岡林の併殺崩れで失った1点が決勝点。打線は先発左腕・大野雄に7回まで3安打に抑えられると、又吉、R・マルティネスと完封リレーに封じられた。初回は先頭・松原が16試合連続安打となる左前打で出塁するも丸、坂本、岡本和が3者連続三振。2回の無死一塁は中田が初球で遊ゴロ併殺打に打ち取られ、メルセデスが今季初安打を放った3回の1死一塁も松原の痛烈な打球が二直となって併殺を取られた。4回は先頭・丸が内野安打で出塁するも坂本、岡本和、ウィーラーがいずれも外野フライ。結局、この丸の安打がこの試合最後の安打で、3投手に計12三振を喫した。

 リーグ2連覇中の巨人は阪神に最大8ゲーム差をつけられながら8月29日に150日ぶりの首位へ浮上。だが、9月4日に再び2位へ後退すると、10日には6月24日以来78日ぶりの3位に転落した。試合がなかった13日にヤクルトが敗れて2位となったが、翌14日に3位へ後退。阪神との直接対決に連敗した26日に自力Vの可能性が消滅した。

続きを表示

この記事のフォト

2021年9月30日のニュース