大谷翔平 止まらない2打席連発30号逆転2ラン!松井秀喜が持つ日本人最多にあと1 最後は足で魅せた

[ 2021年7月3日 12:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス8-7オリオールズ ( 2021年7月2日    アナハイム )

4回に逆転2ランを放って吠える大谷(AP)
Photo By AP

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が2日(日本時間3日)、本拠地でのオリオールズ戦に「2番・DH」で先発出場。第2打席で29号、第3打席で30号本塁打を放った。9回には走塁でも魅せて、サヨナラ勝ちに貢献した。エンゼルスは8-7でオリオールズを下し、連勝した。

 1点を追う4回、オリオールズの2番手右腕・テートの投球を外角直球をとらえ、逆方向となる左翼席へ運んだ。速度111マイル(約179キロ)、400フィート(約122メートル)、角度28度だった。

 初回の第1打席は二飛。第2打席は4点ビハインドの3回先頭で、オリオールズ先発の左腕・アキンが投じた内角高めへの初球を右翼席に運んだ。両リーグでは、この日2位のブルージェイズ・ゲレロが27号を放ったが、3本差をつけて突き放した形。これで直近7戦7発となり、独走態勢となった。

 これで松井秀喜(ヤンキース)が04年に記録した日本選手最多31本塁打にあと1本と迫った。

 また、7-7の同点で迎えた9回。大谷は1死から四球で出塁すると、4番・ウォルシュの打席で二盗に成功。さらにウォルシュの右前打で一気に本塁へスライディング。ヘルメットは脱げ、ひっくり返りながらセーフとなってサヨナラ勝ちを決めた。大谷は寝転がったまま、両手を天に突きあげた。

 大谷は1日(同2日)、オールスター戦にDH部門で初選出。さらに、この日の試合前には6月度のア・リーグ野手部門で月間MVPに選出された。自身初の月間MVPで日本人野手の月間MVP獲得は04年8月のイチロー(マリナーズ)、07年7月の松井秀喜(ヤンキース)に続き3人目となった。

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月3日のニュース