ソフトバンク・東浜222日ぶり白星!3度目の正直で今季初勝利 粘った7回123球4失点

[ 2021年6月10日 05:30 ]

交流戦   ソフトバンク8―4広島 ( 2021年6月9日    ペイペイD )

<ソ・広>力投する東浜(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの東浜臣投手(30)が広島戦に先発し7回4失点で今季初勝利を挙げた。右肩痛、新型コロナ感染と、アクシデントが続いて出遅れた昨季開幕投手が、復活へ走り出した。チームは交流戦初の3連勝とした。

 長い道のりだった。東浜は今季最多123球の熱投で昨年10月30日の西武戦以来、222日ぶりの白星。ゲームセットの直後、工藤監督と笑顔で言葉を交わし、お立ち台でスポットライトを浴びた。

 「何とか力を振り絞り投げることができた。4失点してしまったが、野手の方に勝ちを付けてもらった。素直に感謝したいです」

 今季3戦目。本拠地では昨年10月24日以来のマウンドだ。7回6安打4失点だったが、「飛ばしていった」と3回までは完全投球。最速151キロの直球と宝刀シンカーは健在だ。悔やんだのは3点リードの4回。西川に2ランを浴びるなど3失点で一時同点とされた。「すぐに追いつかれる形になって申し訳ない。絶対にしてはいけないことだった」と猛省した。

 何度も心が折れかけた。昨年11月15日、クライマックスシリーズに登板後、右肩違和感でリハビリ組に。同12月には新型コロナウイルスに感染。今季初実戦となった4月2日のウエスタン・リーグ中日戦では左足首に打球が直撃し打撲。「テレビで観戦しかできない自分にゲキを入れてきた」と復帰は大幅に遅れたが、5月26日に1軍復帰登板。幾多の困難を乗り越えてきた右腕を支えたのは地元・沖縄にいる家族や親類の存在だった。

 「投げる試合は親戚一同、チェックしてLINEが入ったり、支えになった。暗いニュースばかりだが少しでも元気づけられるように」。新型コロナで観光産業などが大打撃を受け苦しむ故郷にエールを送った。

 引き分けを挟んで3連勝となった工藤監督は「取った後に取られちゃいけない気持ちは分かる。そこで余計な力が入った可能性もなきにしもあらず。(3回までの投球を)2巡目もやってもらえれば抑えられると思う」と次回登板で上積みを期待する。

 9年連続の白星で通算50勝目(25敗)。「直球の質は投げるたびに良くなってきている」と東浜。昨季開幕投手の本領発揮はこれからだ。

 ≪松田が三塁ではパ最多出場≫松田(ソ)が三塁では1774試合目の出場。三塁の通算最多出場記録は長嶋茂雄(巨)の2172試合だが、松田は有藤道世(ロ=現通世)に並ぶ歴代4位タイで、パ最多出場になった。

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