雄星 5回にアクシデントで緊急降板 右ひざ内側に打球直撃 自身3連勝、4勝目ならず

[ 2021年6月6日 12:34 ]

ア・リーグ   マリナーズーエンゼルス ( 2021年6月5日    アナハイム )

5回、打球を右ひざに受けて倒れ込む菊池雄星(AP)
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 5日(日本時間6日)のエンゼルス戦に先発したマリナーズの菊池雄星投手(29)が、5回、緊急降板した。4回5安打4失点(自責2)、8三振の64球で勝敗はつかず。自身3連勝の4勝目はならなかった。注目を集めた花巻東の後輩・大谷翔平投手(26)との2年ぶりの対戦は1本塁打、1三振だった。

 5―2の5回、先頭のウォードに中前打を浴び無死一塁でフレッチャーと対戦した際に、打球が右ひざ内側を直撃した。マウンド付近に倒れこみ苦もんの表情を浮かべた。直後に味方の失策で1点を失うと、菊池は降板。右足を地面につけず両肩を支えられてベンチへと戻った。2番手としてシャーゴワが登板した。

 初回、アップトンはスライダーで空振り三振、大谷には初球の真ん中への151キロのカットボールを中越えの本塁打とされ先制を許した。続くレンドンにも左前打を浴びたものの、J・イグレシアス、スタッシをスライダーで空振り三振に斬った。2回はウォルシュをスライダーで空振り三振、レガレスには中越え二塁打を許したが、ウォードはカットボールで空振り三振、フレッチャーは左飛に仕留めた。

 3回はアップトンをチェンジアップで空振り三振、続く大谷もカウント2-2からスライダーで空振り三振。レンドンは三ゴロに退けた。味方の満塁弾などで5点をもらった4回は、J・イグレシアスをチェンジアップで空振り三振、スタッシにはカットボールを中越えの本塁打とされたが、ウォルシュをニゴロ、レガレスを右飛に抑えていた。

 降板後、球団は菊池について「右ひざ打撲」と発表した。

 菊池は前回5月30日(日本時間31日)、本拠地でのレンジャーズ戦では6回2/3を投げ、3安打2失点で自身連勝となる今季3勝目(3敗)を挙げた。今季10試合で8度目、6試合連続のクオリティースタートだった。エンゼルス戦は19年に5試合登板し、1勝3敗。大谷とは3試合で対戦し7打数3安打、1本塁打、1二塁打、1打点、2三振だった。日本時代は5打数2安打3三振ときっ抗していた。

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