中日・根尾 聖地初安打「早く打ちたい」 阪神・佐藤輝へのライバル心はなし

[ 2021年5月13日 05:30 ]

<神・中雨天中止> 室内練習場でウォーミングアップを行う根尾(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 中日・根尾が聖地初安打を誓った。大阪桐蔭では3年時に春夏連覇を果たすなど、甲子園では通算19試合で打率・371。初先発した前日11日も4打席で快音は響かず、プロ3年間で6打数無安打で、「早く打ちたいですね」と意気込んだ。

 無観客開催だった11日までと違い、きょう13日は甲子園球場でも上限5000人で有観客。「(11日は)お客さんがいなくてすごい寂しかった。甲子園は観客がいるイメージしかない」と大声援に支えられた高校時代のようにファンの前でHランプをともす光景を思い描いた。

 いま甲子園を沸かせているのは10本塁打を放つなど4番に座る阪神・佐藤輝。「外野から見ていてフライを打った時に、ひと伸び、ふた伸びしそう」と長打力に目を丸くしても、「主役を奪うなどはまったく思っていない。タイプが違う」とライバル心は皆無だ。「勝つためにチャンスを上位打線につなげていけるように」と高校時代同様、フォア・ザ・チームの精神を強調した。(徳原 麗奈)

 ○…根尾は大阪桐蔭時代に2年春から4季連続で甲子園に出場。打者として19試合で70打数26安打(3本塁打)20打点、打率.371。投手として7試合で3年春の決勝戦完投勝利を含む5勝0敗、防御率1・93。プロ入り後はウエスタン・リーグで3安打。1軍公式戦では6打席でまだ安打がない。

続きを表示

2021年5月13日のニュース