大谷 今季初「1番・DH」で出場 先発投手翌日の「1番打者」は105年ぶり

[ 2021年5月13日 09:56 ]

エンゼルスの大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(26)は12日(日本時間13日)、敵地ヒューストンでのアストロズ戦に「1番・DH」で先発出場。この日はフレッチャー、トラウトという主力野手は休日で、大谷は昨年9月2日(同3日)のパドレス戦以来の1番打者に。初回無死の第1打席は、ア軍先発の右腕ウルキーディの前に 空振り三振、3回1死の第2打席は左邪飛、リリーフ右腕ビーラクと対戦した6回無死の第3打席は空振り三振、8回1死一塁の第4打席は右腕スクラブと対戦しニゴロだった。

 MLBとMLBスタッツの公式ツイッターによると、投手とした先発した選手が翌日に1番を打つのは1916年7月25、26日のレイ・コールドウェル以来のことだという。

 大谷は11日(同12日)の同カードでは「2番・投手」で出場し、投手としては7回を投げて4安打1失点、打者としては4打数1安打2三振、さらに8回から右翼に入って守り“3刀流”で活躍したばかり。マドン監督は試合前の会見で、前夜のゲーム後に大谷と話したことを明かし、「彼は今日もプレーする準備ができていた。明日は休み(移動日)だし」と述べた。さらに「私はいつも彼に状態を尋ねている。足が重い日はいつでも休みを与える」と付け加え、常に対話を持っていること、現在の大谷は体調が良好であることを強調した。

 また、前日の活躍後、NBAのスーパースター、ケビン・デュラント(ネッツ)が大谷をツイッター上で「違う生き物だ」と評したことを伝えられると、マドン監督も「デュラントが言及したのか?それは素敵だね」と反応。「野球選手ではなくとも、プロアスリートなら翔平がやっていることの難しさを理解できるのだろう。彼は並外れたアスリート。違う次元で競い合おうとする心持ちにもケビンは感心しているんじゃないかな」と述べた。

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2021年5月13日のニュース