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巨人3年目・直江「愛」の文字胸に復活期す 昨年10月に椎間板ヘルニアの手術受けて育成で再契約

[ 2021年4月6日 07:45 ]

育成選手から再出発した巨人・直江
Photo By スポニチ

 毎週火曜日はプロ野球のイースタン・リーグ情報をお届けします。各球団のフレッシュな期待の若手選手を紹介する「フレッシャーズ・ハイ」の第1回は、巨人の直江大輔投手(20)。オフに腰に手術を受け、育成選手から再出発した将来のエース候補をピックアップする。

 好きな戦国武将は同姓の直江兼続。「利」が優先される時代において、「愛」の文字をかぶとに掲げ、民、故郷への愛を貫いた知将である。直江は野球、家族への愛を胸に3軍で復活への一歩を切った。

 「支配下登録を結ばせてもらって、1軍のローテーションに入れるように頑張りたい」。長野の松商学園から入団してプロ3年目。昨季は8月23日広島戦でプロ初先発を果たし3試合に登板したが、腰痛を発症して10月に椎間板ヘルニアの手術を受けた。オフに育成選手として再契約し、背番号は「54」から「054」に変わった。

 名前は父・晃さんが憧れた甲子園のスター、荒木大輔(現日本ハム投手コーチ)から付けられた。松商学園で春夏3度甲子園に出場し、「伝説のエース」と言われる父に憧れて直江は同校に進学。社会人野球の富士重工で右肘を故障しプロの道を諦めた父に、「活躍することが恩返しになる」との思いがある。

 目標だった今春キャンプに万全の状態で臨むことはできなかったが、2月中に本格的な投球練習を再開。桜咲く3月24日のジャイアンツ球場で実戦復帰を果たした。3軍と武蔵大とのプロ・アマ交流戦に先発。2回3安打2失点だが、マウンドの感触は格別だった。

 「手術させてもらったので僕もしっかり頑張っていかないといけない」。報告を受けた原監督は、昨季シーズン終了を待たずに手術に踏み切った背景を明かした。「新人王を獲らせるために、早めに手術をしたんだから」と期待値は高い。球団は支配下登録、プロ初勝利の先に、直江の新人王獲得まで思い描いている。(神田 佑)

 ◆直江 大輔(なおえ・だいすけ)2000年(平12)6月20日生まれ、長野市出身の20歳。小3で野球を始め、中学では中野シニアに所属。3年春に全国出場した。松商学園では1年秋からベンチ入りし、2年夏には甲子園出場。2年秋から背番号1を背負った。18年ドラフト3位で巨人に入団し、昨季3試合に登板して0勝0敗、防御率3・00。1メートル84、82キロ。右投げ右打ち。

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