レッドソックス・沢村 満点デビュー1回1K零封「とてもいい時間だった」

[ 2021年4月4日 02:30 ]

ア・リーグ   レッドソックス0ー3オリオールズ ( 2021年4月2日    ボストン )

<レッドソックス・オリオールズ>9回に登板してメジャーデビューを果たした沢村(AP)
Photo By AP

 「朝から投げたかった。とてもいい時間だった」――。レッドソックス・沢村が満点デビューを飾った。本拠フェンウェイパークのマウンドに上がったのは0―3の9回。気温3度の極寒ながらユニホームは半袖で「日本では感じられない高揚感はあったけど、変な緊張感はなく、すんなりと試合に入れた」と満足げに振り返った。

 先頭ヘイズを93マイル(約150キロ)のスプリットで空振り三振。次打者も三ゴロに仕留めた。直後に二塁打でピンチを背負うも、最後はセベリーノを二ゴロ。1回1安打無失点で最速は96マイル(約155キロ)だった。記念の1球目と三振を奪ったボールを球団から贈られて「帰国したら栃木の実家にでも持っていこうかな」と感謝した。

 登場曲は「サンダーストーム」。巨人の先輩で、かつてレ軍で世界一に輝いた上原浩治氏と同じ曲だ。米移籍で親身に相談に乗ってくれた恩人も現役時代はスプリットが武器だった。日本時間3日は上原氏、そして自身の33歳の誕生日。オールドルーキーは「テレビやYouTubeでしか見ていない世界。いいスタートが切れた」と先を見据えた。

 ▼レッドソックス・アレックス・コーラ監督 今日のスプリットはこれまでで一番良かったんじゃないか。彼がメジャーの舞台を経験するのは見ていて楽しかった。

続きを表示

この記事のフォト

2021年4月4日のニュース