パドレスのダル“野茂流”に感服 強さとは「自分に優しく」

[ 2021年2月27日 05:30 ]

パドレスのダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュが移籍後初の実戦形式となるライブBPで打者延べ6人と対戦。本塁打による1安打だけで3三振を奪い、最速は95・2マイル(約153キロ)を計測した。

 「凄く良かった。真っすぐに(打者が)遅れていたし、変化球も全部切れていた」と上々の滑り出し。例年、キャンプ序盤は変化球の細かい感覚をつかめないというが「今日はリリースの瞬間、細部まで意思のまま動けている感じ」と早くも手応えをつかんだ。

 今キャンプは球団アドバイザーの野茂英雄氏に心技両面で影響を受けている。野茂氏の強さに精神面を挙げ、四球を多く出した翌日など自己嫌悪に陥る自身とは対照的に「しようがない」と割り切る姿勢に感服。「自分に対して優しくなれるというか、そういうところが強さ」と話した。

 課題は「食べること。もうちょっと頑張らないと厳しくなる。もっと体重を増やせるように」。オープン戦序盤5、6試合は登板せず、ブルペンやライブBPでの投球を重ねて段階を上げていく。

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2021年2月27日のニュース