ソフトバンク・千賀 初ブルペンでいきなり153キロ!捕手を立たせて15球

[ 2021年2月17日 05:30 ]

ブルペンで投球練習をする千賀(球団提供)
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 両ふくらはぎ痛のためリハビリ組で調整中のソフトバンク・千賀滉大投手(28)が16日、今キャンプ初のブルペン入り。捕手を立たせて15球を投じ、球団のスピードガンでは早くも153キロを計測するなど、開幕に向け前進した。また同じくリハビリ組の東浜巨投手(30)も初めてブルペンの傾斜を使ってキャッチボールをこなした。

 調整が遅れていた千賀と東浜の両右腕が、開幕に向けて階段を一段上がった。今キャンプ初めてブルペンに入った千賀は、捕手を立たせて直球を13球、カーブを2球投じ、球団のスピードガンでは最速153キロをマーク。「立ち投げというよりはキャッチボールの延長で傾斜で投げるという動作確認。体も問題なく投げられました」と回復ぶりをアピールした。

 リハビリ組でスタートした今キャンプ。両ふくらはぎの状態を確認しながら、慎重にメニューを消化してきた。キャッチボールの強度を上げながら、第4クール最終日のこの日初めて傾斜を使って投げた。「しっかりコンディション、状態を上げていきたい」と今後は捕手を座らせての本格的な投球、そして打者相手の投球と段階を踏む。調整が順調に進めば、開幕からローテーションに入れる可能性も出てきた。

 また、昨年12月に新型コロナウイルスに感染し、右肩の不調もあって別メニュー調整だった東浜も、この日の午後にブルペンに向かった。初めて傾斜に立ち「感覚も良くなってきたので今後のブルペン入りに向けてキャッチボールの延長で傾斜を確認した。コンディションも良くなってきているので、順調にいけばブルペン入りも近いと思う」と、こちらの状態も上がってきた。

 今キャンプでは昨季投手2冠の石川とベテラン・和田の仕上がりは上々。残りの開幕ローテーション枠を、大竹、笠谷、杉山、高橋礼らが争っているが、リーグ連覇と5年連続日本一を狙うチームにとって、千賀と東浜は欠かせない。開幕まで約40日。両右腕がどこまで状態を上げられるか。

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2021年2月17日のニュース