「ロハス来日遅れたら、サンズは外野」阪神・矢野監督が構想明かす 助っ人8人態勢を有効活用

[ 2021年1月12日 05:30 ]

阪神・矢野監督
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 阪神の矢野燿大監督(51)が11日、万が一、新外国人の来日が遅れても、助っ人8人態勢の強みを生かして臨機応変にタクトを振るう考えを示した。

 「こればっかりはしょうがないのよね。早く来てほしいのはもちろん、そう思っているけど。まあ、ロハスが遅れるということがあれば、サンズも外野ができるというのは去年、1年間やって分かっているんで」

 新型コロナウイルスの世界的な感染再拡大で、政府は1月末まで外国人の新規入国を禁止。ビザの発給手続き再開も不透明となっている。大きな影響を受けるのが新助っ人、メル・ロハス・ジュニア外野手(30=韓国KT)、ラウル・アルカンタラ投手(28=韓国・斗山)の2人だ。依然、来日時期は未定で、その後に隔離期間があり、最悪の場合、開幕に間に合わない恐れも出てきた。

 ただ一方で、昨季も阪神でプレーしたサンズ、マルテ、スアレス、エドワーズ、ガンケル、ロッテから移籍したチェンの6人については労働ビザが残っており、今月中にも来日可能。2年連続で球団史上最多となる助っ人8人態勢が、ここに来て大きな強みとなる。

 「外国人枠が空いた場合に他の(日本人)野手が出てきたら、外国人投手を入れるということもあるし。日本人もチャンスなので」

 もし、ロハス・ジュニアが間に合わなくてもサンズがいる。マルテもいる。アルカンタラが遅れても、日米通算95勝のチェンに頑張ってもらえばいい。昨年国内でプレーした支配下外国人選手が6人いるのは、巨人と並んでリーグ最多。人数だけでなく、日本で一定の実績を残している選手がそろっているのは心強い。

 もちろん、開幕からフルメンバーで戦うのが理想。両新助っ人の早期合流に期待しながら、有事にも備えていく。(山添 晴治)

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2021年1月12日のニュース