三菱重工Westの左腕・森 プロ高評価も自然体「結果がアピールにつながると思う」

[ 2021年1月12日 19:08 ]

持久走を行う森を激励する小田ヘッドコーチ
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 今秋ドラフト候補の三菱重工West・森翔平投手(23)が12日、兵庫県明石市の同社グラウンドで始動。ドラフト解禁年となる今季に向けての思いを話した。

 左腕から繰り出す最速149キロ直球が最大の武器で、スカウト陣からも高い評価を受ける。それでも森は自然体で秋までを過ごす構えだ。

 「アピールをするより、試合に勝たないと意味がない。僕が投げて、チームが勝つ。結果がアピールにつながると思う」

 昨年の苦い経験がある。昨秋の都市対抗近畿地区2次予選。先発した2試合はともに完投したが、いずれも1点差で敗戦。チームとして7年ぶりに本大会出場を逃した。都市対抗大会にはNTT西日本の補強選手として出場したが、不本意な投球に終始し「レベルの高さを感じた」と壁にぶつかった。壁を乗り越えるため、直球の質を磨くことを決意。回転数を現在の最高2200回転からアップさせることが当面の目標だ。

 同じくドラフト候補で名古屋から移籍してきた最速151キロ右腕・八木彬投手(23)は「プロに行きたい。ここ一番で、フォークで三振が取れる」と話した。再編・統合により選手層は格段に増した。チーム内競争を原動力に左右の両輪がプロの世界を目指す。

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2021年1月12日のニュース