ソフトバンク椎野 「新」たな自分に挑戦へ 50試合登板&防御率2点台前半狙う

[ 2021年1月5日 05:30 ]

トレーニングのためペイペイドームを訪れた椎野(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 2021年、新たに成長する。ソフトバンクの椎野新投手(25)が4日、ペイペイドームで新年の目標を掲げた。中継ぎとして50試合登板、防御率2点台前半、自己最速の更新を目指す。さらに、新潟県出身の新たなスターの座も狙う。チームの日本人選手で最長身、1メートル96の右腕がビッグに羽ばたく。

 名の新は「あらた」と読む椎野新。名の通り、新たな自分に挑戦する。上下ジャージー姿で調整を終えると4年目を迎える新年の目標を掲げた。

 「まずは日々、新たにって感じですね。50試合登板を目指し、防御率は2点台前半を狙う。(最速は)155キロは出したいです」

 昨季は右肩を痛めた影響もあり、7月中旬に1軍合流。12試合を投げ1勝1敗。7失点で防御率は5・73。最速も153キロだった。巻き返しを狙い、日本シリーズ後、早々に始動。走り込み、ウエートトレーニング、ネットスローを中心に続けている。

 体重も6キロ増え96キロになった。1月から新たに専属の個人トレーナーを付けて肉体改造を敢行する。「一回絞った後、もう一度、96キロにする」と1年間を戦い抜く屈強ボディーを狙う。自主トレはペイペイドームと筑後のファーム施設で並行して行い「苦手分野でもあるので」と若手に混じって徹底した走り込みも行う予定だ。

 チームの日本人選手最長身の1メートル96。新潟県出身の右腕は「県の平均身長が高いらしいです」と故ジャイアント馬場さんを生んだ県民の自慢に笑う。昨年、故郷を代表する著名人だった落語家・林家こん平さんが世を去り、漫画家・水島新司さんは現役を引退。「渡辺謙さん、(元巨人捕手の)加藤健さんは(新潟出身と)知っていました。まだまだですが続きたい」と新たな新潟の星としてブレークも狙う。

 「寒いのは大丈夫なので、キャンプでのシート打撃が始まったくらいから150キロ台を連発できたら。真っすぐ中心に、またアピールしていきたい」と決意を新たにした。 (井上 満夫)

続きを表示

2021年1月5日のニュース