ロッテ 新助っ人は「鳥人」 マ軍時代は同僚イチローが「あいつ、人間かい!?」

[ 2020年12月25日 05:30 ]

ブレーブス時代のアデイニー・エチェバリア
Photo By ゲッティ=共同

 ロッテは24日、キューバ出身のアデイニー・エチェバリア内野手(31=前ブレーブス)の獲得を発表した。1年契約で年俸1億円(金額は推定)。球団を通して「常に一生懸命に、毎日100%のプレーをお約束いたします」と意気込みを語った。

 高い身体能力から「鳥人」の異名を持ち、15~17年途中までマーリンズで同僚だったイチローも超人的な動きに一目置いて「ヘチャ」の愛称で呼んでいた。その内野の守備力について「あいつ、人間かい!?」と驚きの声を上げていたほどだ。

 メジャー通算37本塁打、778安打を誇り、広角にも打てる。コロナ禍で60試合制に短縮された今季も27試合に出場して二塁、三塁、遊撃の3ポジションをこなした器用さも魅力だ。ロッテは今季2位と躍進。だが、チーム打率・235は両リーグワースト。一方で内野陣はレギュラーが固定され、競争が激しくなかった。加入は「打倒ソフトバンク」への起爆剤になる可能性を秘め、井口監督も「内野はどこでも守れるし、ホームランは20本以上を期待している」と獲得を喜んだ。

 ◆アデイニー・エチェバリア 1989年4月15日生まれ、キューバ出身の31歳。10年にブルージェイズと契約。12年にメジャーデビューし、同年オフにマーリンズに移籍。13年から4年連続で130試合以上に出場した。その後レイズ、パイレーツ、ヤンキース、メッツを経て19年途中からブレーブスでプレー。今季は27試合で打率.254、0本塁打、2打点。通算922試合で打率.253、37本塁打、273打点。1メートル83、90キロ。右投げ右打ち。

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