西武ドラ5・柘植 3日がかりの“2打席連発” 森以来球団6年ぶり

[ 2020年8月30日 05:30 ]

パ・リーグ   西武6―3楽天 ( 2020年8月29日    楽天生命 )

<楽・西>3回、2ランを放つ柘植 (撮影・白鳥 佳樹)
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 打った本人が一番驚いた。2試合ぶり2度目の先発マスクとなった西武のドラフト5位・柘植(つげ)が、3回無死一塁で先制2号2ラン。「ストライクなら何でも打とうと思った。初球を狙っていたわけではないが、いい球が来た」と声を弾ませた。

 塩見の初球のツーシームを振り抜くと、打球は左翼席に吸い込まれた。初先発の27日の日本ハム戦で6回、今季12球団新人1号のソロを放った23歳。3日がかりの「2打席連発」は、球団の新人では森が14年に記録して以来6年ぶり。「本当ですか。よかったです」と笑顔が続いた。

 新外国人ノリンを好リードし、守備でも貢献。試合前に森から配球の指導も受け「1勝の大変さを感じた」と言う。28日の試合前には円陣の声出し役に指名され「今日はバイオリンの日。皆さんは音符です。音符がありいいメロディーがある。一体感を持ちましょう」と話して爆笑を誘うなどムードメーカーに。辻監督も「(休養の)森の代わりとしてよくリードした」とねぎらった。(大木 穂高)

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2020年8月30日のニュース