オリックス・漆原 初登板初セーブ 継投でも中嶋監督代行が大胆起用

[ 2020年8月24日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス6-5西武 ( 2020年8月23日    京セラドーム )

<オ・西(12)>プロ初登板、初セーブの漆原はウイニングボールを手にポーズをとる(撮影・井垣 忠夫)
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 オリックス・中嶋監督代行の大胆起用は最後の最後まで続いた。

 3点リードの9回にマウンドに上がったのは守護神のディクソンではなく今年2月に支配下登録され、昇格したばかりの2年目右腕、漆原だった。最速149キロの速球主体にフォークを織り交ぜ2死一塁までこぎつけたが、外崎、栗山に連続適時打を許し1点差。一発出れば逆転の2死一塁で中村を二ゴロに仕留め、球団では93年金田政彦以来となるプロ初登板初セーブを記録した。

 「3点あるので思い切りいこうと。点を取られても次のバッター、次のバッターというイメージで勝ちを守り切ろうという思いで投げました」

 新潟医療福祉大から18年育成ドラフト1位で入団。1年目の昨季はウエスタン・リーグ最多の23セーブを挙げた。試合後はウイニングボールを手に「両親に届けられたら」と声を弾ませた。

 同点に追いついた直後の7回には、同様に昇格した2年目左腕の富山が1回無失点。中嶋監督代行が「いい投球を続けていたので自信を持って送り込みました」と話すチルドレンがそろって期待に応えた。

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