神奈川独自大会 軟式決勝は慶応が桐蔭学園下し2年ぶりV エース阿蘇が10回完封

[ 2020年8月23日 13:28 ]

神奈川・軟式決勝   慶応2―0桐蔭学園 ( 2020年8月23日    横浜 )

<軟式野球神奈川県決勝 桐蔭学園・慶応>優勝し歓喜の阿蘇(右)ら慶応ナイン(撮影・島崎 忠彦)
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 軟式の部決勝は、慶応が延長10回タイブレークの末に桐蔭学園を下し、2年ぶりの優勝を飾った。

 エースで4番の阿蘇瑠河投手(3年)が完投した前日の準決勝から連投となりながら、10回3安打完封の快投。今大会全4試合37イニングを1人で投げ抜き「テンポ良くピッチングすることだけ考えた。昨日の疲れがもう少しあるかと思ったが、きょうはストレートが走っていた。優勝できて本当にうれしい」と喜んだ。

 コロナ禍で部活の本格再開は8月から。「実戦感覚を取り戻すのが難しかった」と振り返るが、1年生から全国の舞台を踏んだ豊富な経験で動じることはなかった。硬式だけでなく軟式も全国高校選手権は中止。県の独自大会は無観客開催となる中、この日は横浜スタジアムの第1試合として実施され、テレビ中継された。

 「昨日の試合後、OBの方や硬式野球部、学校のみんなからテレビで見ているから頑張れと連絡をもらった。勝ったところを見せられて良かった」と阿蘇。

 福田修也監督も「阿蘇はエースで主将、4番といろんなものを背負わせてしまったが、リーダーシップをとってよく引っ張ってくれた。明石(全国高校軟式野球選手権)を目指せなくなった中、本当に3年生はよく頑張った」とねぎらった。

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2020年8月23日のニュース