西武・栗山 4連勝呼ぶ先制V打「今の僕にもチームにも価値があった」

[ 2020年7月1日 05:30 ]

パ・リーグ   西武3-2オリックス ( 2020年6月30日    メットライフD )

<西・オ>笑顔でガッツポーズする栗山(撮影・尾崎 有希)
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 しぶとく振り抜いた打球が中前にポトリと落ちた。一塁ベースに到達した西武・栗山はクールな表情を崩さなかったが、価値ある先制2点打は決勝打となった。試合後のヒーローインタビュー。「詰まった分、落ちるんちゃうか?と思った。自分の役割はここぞの好機で1本。今の僕にもチームにも価値があった」と笑顔で語った。

 0―0の4回2死満塁。アルバースの内角スライダーを詰まりながらも中前に運んだ。直前の6番を打つ同じ19年目、36歳の中村が一塁手のT―岡田の失策を誘う当たりで好機を演出。同期の強打に刺激を受け、値千金の一打につなげた。

 昨季までに積み上げた安打は1825本。チーム史上最多を更新し「ミスター・ライオンズ」とも称される。コロナ禍で開幕が遅れた今季もここまで9試合で29打数10安打、打率・345と好調だ。 異例のシーズンで心境の変化も生じた。16年以降は「ファンが生で歌う声も感じたい」と常時の使用を控えていた登場曲、クレイジーケンバンドの「あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。」を今季から全打席で復活させた。理由は「無観客でリズム、テンポを変えてみようと思った」から。♪やればできるよ できるよやれば…。異例のシーズンに自身を鼓舞する歌詞と旋律を胸に刻み、打席に立っている。

 今季初の4連勝で貯金を2とした辻監督は「1日1本でいい。ああいうところで打てば」とベテランの勝負強さを評価する。「中村と2人で願わくば最後までいい形を継続したい」と栗山。リーグ3連覇へ、やはりこの男の存在は欠かせない。(大木 穂高)

 ▽クレイジーケンバンド 97年結成、98年デビュー。「歌うメロディー・メーカー」こと横山剣(59)がボーカルを務め、ロックやポップス、ソウル、ジャズ、歌謡曲などさまざまなジャンルの要素を取り入れた音楽が特徴で、幅広い年代にファンを持つ。

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