エンゼルス 大学米代表左腕デトマーズをドラフト1巡目指名 大谷と「一緒にプレーするの楽しみ」

[ 2020年6月12日 02:30 ]

ルイビル大のデトマーズ投手(AP)
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 大リーグのドラフト会議が10日(日本時間11日)に初日を迎え、大谷が所属するエンゼルスは1巡目(全体10番目)で、ルイビル大の左腕リード・デトマーズ投手(20)を指名した。

 直球の最速は93マイル(約150キロ)と落差の大きいカーブが武器で、今季は新型コロナウイルス感染拡大の影響で4試合の先発にとどまったが、22イニングで48奪三振(奪三振率19・6)と、驚異的なドクターKぶりを発揮。制球力も優れ、今季中のデビューが見込まれる20歳左腕は電話会見で「チームが決めることだが、ベストを尽くして、そうなった時のために準備したい」と意気込みを語った。

 ちなみにデトマーズの父もカーブが得意な左投手でカージナルスに22巡目で指名されマイナーでは3Aまでプレー。「父がカーブを教えてくれたし、大きな影響を受けた。よくピッチングの話しはしている」。昨年6月の日米大学野球で大学米国代表の一員として日本を訪れ、「一生の思い出、違う野球を勉強させてもらった」。第3戦に先発し、5回を投げ1安打無失点で勝利投手となっている。

 また投手としてエース格である二刀流・大谷について問われると、「将来的に一緒にプレーするのを楽しみ」と心待ちにしていた。(奥田秀樹通信員)

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2020年6月12日のニュース