楽天・浅村&ブラッシュ、アベック弾で新打線見えた! 模索中の三木監督「浅村の周りをどう置くか」

[ 2020年6月12日 05:30 ]

練習試合   楽天8-12西武 ( 2020年6月11日    メットライフドーム )

<練習試合 楽・西>4回2死、ソロ本塁打を放つ浅村(撮影・尾崎 有希)
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 勇気を与えるアベック弾だった。6点を追う4回2死二、三塁から楽天のブラッシュが左越え3ラン。続く4番の浅村も左翼席上段に運ぶソロで、一気に2点差の射程圏内へと流れを引き戻した。

 「カウントもカウントだったので思い切っていけた。3―1なので甘い球はしっかりいこうと思っていた」

 浅村は狙い通りの一発をそう振り返った。練習試合開始から9試合目。全試合に4番で出場する浅村に対し、出場7試合で2番が5試合、5番が2試合だったブラッシュはこの日初めて3番に入った。3回表までで0―8の劣勢を、4回にBA弾を含む5得点で一気に流れを引き戻した。

 昨年、ブラッシュは4番での出場が62試合で最多。浅村は130試合で3番に座り、アベック弾は6度だった。「浅村の周りをどう置くか」と今季の打線を模索中の三木監督。「一方的にならなかったのは選手が頑張った。シーズンではこれを追い越せるようにやっていきたい」と敗れはしたが、西武打線にひけをとらない18安打8得点を評価した。

 3安打のブラッシュは「開幕まで残り少ないからね」と調整の最終段階を強調。浅村も「3番も4番も一緒。やることは変わらない。チームに勝ちがつくバッティングをしたい」と開幕を見据えた。 (春川 英樹)

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