広島ドラ1・森下 プロ入り最多101球!意図せず球数急増“新調整法”で課題発見

[ 2020年5月3日 05:30 ]

マツダスタジアムのマウンドで投球練習する森下
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 広島ドラフト1位・森下(明大)は、プロ入り最多の101球を投げ込む“新調整法”を見せた。マツダスタジアムでの分離練習で本拠のマウンドに上がると、与えられた時間をフルに活用した。

 「球数を多くしようと決めていたわけではなくて、意識せずに投げました。いい感覚もあったし、悪いものも含めて確かめていく中で(球数が)増えていきました」

 投球練習での球数は、決して多くない。4月17日は約50球、26日は59球と独自の調整法を貫いてきた。100球超えは、春季キャンプでさえ1度もなく、実戦を含めても3月22日の中日との練習試合で6回101球を経験しただけ。珍しく見せた熱投だった。

 前回26日の投球練習では、全てノーワインドアップを選択。今回は、40球を超えてからセットポジションを織り交ぜた。さらに、カーブを約20球と多投した。「セットがうまくいっていない。走者を出したときに苦しくなるな…と思いました。直球の状態はいい。あとは変化球がもう少し」。100球超えは、課題を整理する機会となった。

 休日返上でバックネット裏の観客席から視察した佐々岡監督は、「左足を開かないようにする意識は見えたし、考えながらやっていると思う。調整は難しいと思うけど、打者が立てばまた変わる」と見守った。

 「1日おきの練習だけど、体は大きく変動することなく来られているし、強くなっている部分もある。次回の球数も特に考えていないです」。今後も自分の感覚を頼りに調整を続ける。(河合 洋介)

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