広島・森下 球団4人目、12年野村以来新人で防御率10傑入りなるか

[ 2020年5月1日 06:55 ]

2020ルーキー記録に挑戦(5)

広島・森下
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 広島・森下は、明大のエースとして六大学通算15勝(12敗)をマーク。4年時の大学選手権、日米大学野球ではMVPに輝くなど、大学球界屈指の投手と評価され、ドラフト1位で広島に入団した。期待に応え、今春も順調に調整し、オープン戦では先発3試合を含む4試合に登板。0勝1敗ながら、15イニングで16三振(奪三振率9・60)を奪い、山岡(オ)の14三振を抑えて奪三振王になった。また、今季のルーキーでは唯一となる規定投球回にも到達。防御率4・20で全体の12位にランクインした。

 開幕後も先発ローテーションに定着し、規定投球回をクリアしたいところだが、過去の広島で規定投球回到達を果たしたルーキーは14年の大瀬良まで12人。そのうち、防御率10傑入りの好成績を収めたのは、1990年の佐々岡真司(現監督=5位の3・15)、95年の山内泰幸(7位の3・03)、12年の野村祐輔(2位の1・98)と3人しかいない。オープン戦でも10傑入り目前だった森下が、公式戦でチーム4人目の快挙に挑戦する。(記録課)

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2020年5月1日のニュース