【球界にメッセージ】槙原寛己氏 開幕へ準備に表れるプロの姿勢

[ 2020年5月1日 05:45 ]

槙原寛己氏
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 外出自粛。私も自宅で断捨離など普段できないことをして過ごしている。プロ野球はいつ開幕を迎えられるか不透明な状況。私たち見る側も寂しく、悔しいが、現場の選手の思いはそれ以上だと思う。ただ、12球団の選手には「プロフェッショナル」としての準備を望みたい。何より、ファンがそれを待っているからだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で試合ができない。これは全球団とも条件は同じだ。問われるのは、プロとしての準備。厳しい練習環境ながら自分を律して、来るべき開幕に合わせるのがプロ。うまく合わせられなければそれだけの選手となってしまう。いざ開幕した際に、この差が大きく出るはず。各選手のプロフェッショナルとしての姿勢が際立つに違いない。

 シーズンの試合数も143試合から大きく縮小されるだろう。そうなれば1試合が持つ比重は自然と高くなる。しびれるシーンや試合が増えるはずだ。「10・8決戦」のような息詰まる試合。そんな経験が選手をさらに成長させると思う。

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2020年5月1日のニュース