片岡篤史氏 コロナ闘病語る「高熱と…咳が出るのが怖い」 現在は1人で生活「すごく体力落ちた」

[ 2020年5月1日 20:47 ]

片岡篤史氏
Photo By スポニチ

 新型コロナウイルスに感染して入院し、4月24日に退院した元阪神の片岡篤史氏(50=スポニチ評論家)が1日、ニッポン放送「フライデーナイタースペシャル」に電話で出演。自身の闘病生活を振り返った。

 現在は家族と離れて「一人で生活しています」と片岡氏。「(体調は)もう全然元気なんですけど、やっぱり17日間入院していたので、すごく体力が落ちたというか、こんなに歩くのがしんどかったかなと…」と様子を明かした。

 入院していた病室は個室で、感染予防のために二重の扉になっていた。当初は38~39度の発熱が続いたが、アビガンを飲んでから熱が下がったという。「息苦しいっていうか、もちろん高熱はあるけど、あとは咳。座るとすごく圧迫されるような感じで、もちろん大きく息をすることはできない。そこで咳が出るとすごく苦しい。だからほとんど寝ているだけ。座ることが、咳が出るのが怖い。食欲もないんでほとんど食事は摂れない」と苦しかった闘病の様子を振り返った。

 14日に自身のYouTubeチャンネルで動画を公開。声がかすれるなどしていたが「熱が下がったので、僕の中では楽になったからああいう動画を出したんですけど。自分が思っていた想像以上に苦しそうで、皆さんに与えるインパクトも大きかったんじゃないかと思います」と話した。

 入院中は「死の恐怖」とも向き合っていたという。「やっぱりね。もしこのまま帰れないようなことがあれば…。やっぱり悪いことは考えますよね。このままそうなっちゃうんじゃないか、という恐怖感がありました」と片岡氏。自身は喫煙の習慣はなく、元プロ野球選手として体力もあり「すごく感謝しますね。最悪のことを考えながら、もし僕が体が弱かったり、ヘビースモーカーで肺が弱かったりすると、あくまで自分の思いだけど、こういう時にコロナに負けてしまうんじゃないかというのは、その時思いました」と話した。

 ラジオでは病院関係者への深い感謝の思いも口にし、最後にリスナーに「コロナにかかった私が言うのも何ですが、自分だけは大丈夫だとか、俺はかからないだろうとかいう気持ちは一切捨てて、いつかかってもおかしくないというのをいつも頭に置きながら生活していただきたいと思います」とメッセージを送った。

続きを表示

2020年5月1日のニュース