中日・山井「スポーツの力」見せる!高校時に阪神大震災を経験したからこそ…野球の持つ力実感

[ 2020年4月23日 05:30 ]

宮城県気仙沼市のとんかつ店のTシャツを着て、キャッチボールする山井
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 ナゴヤ球場で5日ぶりに練習を再開した現役最年長投手の中日・山井が、感染拡大する新型コロナウイルスの一日も早い終息を願い、スポーツの力を見せることを誓った。

 「スポーツの力で、苦しんでいる人を喜ばせたり、時にはストレス発散できるよう声を出したりとか、そういう時が来れば」
 神戸弘陵高1年だった95年1月に阪神淡路大震災を経験。「あの時は『頑張ろうKOBE』でオリックスがプロ野球選手として勇気を与えてくれた。すごいなと。皆が苦しいときに皆が応援した」。リーグ優勝し、野球の持つ力を実感した。

 好きな言葉として、ケガで苦しんでいる時に知ったという「冬来たりなば春遠からじ」というイギリスの詩人、パーシー・シェリーの詩の一節を紹介。「明けない夜はない。やまない雨はないということ。野球ってすごいな、スポーツっていいなと思ってもらえるよう、そういうプレーを見せたい」。開幕を信じ準備に励む。

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2020年4月23日のニュース