NY在住通信員が語る現状…医療崩壊の恐怖、感染したらどこに行けば

[ 2020年4月22日 02:30 ]

 3月22日にロックダウン(都市封鎖)が始まり、約1カ月。ニューヨーク州は全米最多の感染者数25万人を抱え、外出時のマスク着用が義務づけられている。ニューヨーク市街地は閑散としたままだ。地下鉄の利用者数は通常の約1割。社会的距離を保った上での買い物や散歩などは許されており、今はスーパーに食料品は豊富にある。ただ、怖いのは多数のコロナ患者と死者が出ていることにより、必要時に医療が受けられなくなることだ。

 私たち家族の最寄りの大型病院は、多数の感染者が押し寄せたために「震源地の中の震源地」などと称されるエルムハースト病院。自身や家族が感染した場合、あるいは別の病気を患った際、どこに行けば良いのか。適切な処置を受けられるのか。幸いにも今のところ家族は健康だが、明日にはどうなるか分からない恐怖は常にある。(杉浦大介通信員)

続きを表示

2020年4月22日のニュース