ソフトB、し烈な開幕ローテ争い 紅白戦“二保VS松本”で最後の切符争う

[ 2020年3月9日 05:30 ]

ダッシュする二保(撮影・西海 健太郎)
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 本拠地でサバイバル!ソフトバンクは8日、横浜で開催予定だったDeNAとのオープン戦が悪天候により中止になった。登板予定だった二保旭投手(29)と、松本裕樹投手(23)は、開幕ローテーションの残り1枠を懸け、9日に急きょ組まれた紅白戦(ペイペイドーム)に先発登板する。

 「ガチンコ対決」で残り1枠を争う。この日のオープン戦、DeNA戦が雨天中止となると首脳陣が急きょ、9日に紅白戦の実施を決めた。工藤監督は「雨の想定はしていたので。明日(9日)の練習を変えて、紅白戦形式で。一番は投手の(調整の)ところですね」と、この日に登板予定だった二保と松本を、そのままスライド登板させる狙いを明かした。

 両右腕にとっては、先発入りをかけた大事な一戦。二保は「野手の方も協力してくれるし、紅白戦を組んでくれたことに感謝して投げたい。内容うんぬんではなく、結果を出したい。ゼロに抑えることが仕事」と意気込みを口にした。松本も「(結果が)いい方が選ばれると思うので、シーズンを想定してやっていきたい」とアピールを誓った。

 キャンプ中に千賀、高橋礼が故障のため離脱するアクシデントはあった中、開幕からの先発ローテについては、工藤監督が「決まりつつある」と話している。3月20日からのロッテ3連戦は開幕投手を務める東浜、新外国人のムーアを投入する。

 そして第3戦のマウンドに二保、松本の両投手が登板する可能性が高い。2カード目のオリックス戦にはバンデンハーク、和田、石川の3枚が控えるだけに、開幕3戦目の争いが最後まで残った。

 二保は「僕が決められることではないので、とにかく自分がやってきたことを出したい」と話せば、松本も「味方が相手になるけど、自分の力を示せるようにしたい」と譲るつもりはない。
 「あまり長い回は投げていないのでね」と指揮官。結果を重視することは選手には通達済み。最後の1枠をつかむのは、二保か松本か。ガチンコバトルが注目される。

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2020年3月9日のニュース