ポスティング米移籍目指す広島・菊池涼 球団側「クリスマスには」結論要望

[ 2019年11月29日 05:30 ]

トロフィーを手に笑顔を見せる広島・菊池(撮影・白鳥 佳樹)
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 東京都内のホテルで開かれた「第48回三井ゴールデングラブ賞」の表彰式に出席した広島・菊池涼は7年連続7度目のゴールデングラブ賞を受賞。荒木雅博(現中日2軍内野守備走塁コーチ)の6年連続6度を超え、セ・リーグの二塁手として最長&最多を更新した菊池は「獲りたいと思って頑張ってきたので、大変うれしく思う」と表情を緩めた。

 印象に残るプレーには6月28日のDeNA戦を挙げた。3回1死二塁でソトのライナーをジャンプして好捕し、素早い送球で併殺を完成。「(二塁寄りに守る)ベンチの指示がはまった。僕だけのプレーじゃない」と強調した。

 世界一に輝いたプレミア12で二塁手のベストナインに選ばれ、ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す今オフ。来季についてには「まだ何とも言えない」と前置きしつつ、残留した場合は東京五輪で日の丸を背負う意気込みを示した。

 「一線でやっている以上は出たいと思う。成績を残さないと呼んでもらえないし、そういう位置にいないといけない。それは一つのモチベーション」

 球団は既にポスティングの申請手続きを済ませており、米国は感謝祭ウイークに入っていることから、週明けにも大リーグ機構から獲得可能選手として公示される見込み。鈴木清明球団本部長は「できればクリスマスには結論を出してもらいたい」と語った。(江尾 卓也)

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2019年11月29日のニュース