阪神・梅野 古田敦也以来セ捕手3年連続GG賞意欲「もっとレベルアップを」

[ 2019年11月29日 05:30 ]

ゴールデン・グラブ賞のトロフィーに見入る阪神・梅野(左)と西 (撮影・白鳥 佳樹)
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 「第48回三井ゴールデングラブ賞」の表彰式が28日に都内で開かれ、阪神からは西勇輝投手(29)、梅野隆太郎捕手(28)が出席した。守備の名手という勲章を2年連続で手にした梅野は早くも射程圏内に入った偉業を見据えた。

 「2年、3年、4年と続けて取りたい気持ちは、もちろんありますし、それ(3年連続)を狙いたい。努力なくして取れない賞なので、もっとレベルアップしていきたい」

 3年連続で獲得すれば、セ・リーグ捕手では99~01年の古田敦也以来。現時点でも田淵幸一以来45年ぶり球団史上2人目の快挙だが、目指すのはもっと上だ。球史に刻む名捕手と並び、追い越す未来までイメージした。

 今季123補殺が捕手のセ・リーグ記録を更新するなど「梅ちゃんバズーカ」や「梅ちゃんウォール」で本塁を守り続けた。文句のつけようがないように思えるが、「盗塁阻止率はもっともっと上げたい」と課題を挙げた。昨季から2年連続で巨人・小林の次点にとどまっただけに何としても逆転したい数字だ。名実ともに虎の正捕手の座を奪っても、貪欲に高みを目指し続ける。(巻木 周平)

 ○…梅野(神)が2年連続2度目のゴールデングラブ賞受賞。阪神捕手の2年連続受賞は73、74年の田淵幸一以来45年ぶり2人目。複数回も田淵と矢野輝弘(03、05年)に並ぶチーム最多。セ捕手で3年以上連続受賞は
(4)大矢明彦(ヤ)75~78
(4)古田敦也(ヤ)90~93
(3)古田敦也(ヤ)99~01
の3例(2人)がある。

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