日本ハム杉浦 7回途中1失点でオリ封じ自己最多4勝 移籍初4番・大田20号で援護

[ 2019年9月26日 20:51 ]

パ・リーグ   日本ハム4ー1オリックス ( 2019年9月26日    札幌D )

日本ハムの先発投手・杉浦(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムは26日、オリックスに4―1で快勝。先発の杉浦が6回2/3を1安打1失点の快投を披露し、自身最多の4勝目を挙げた。7回にオリックス3番・吉田正に二塁打を浴びるまで一人の走者も許さぬ完全投球を披露。打線も移籍後初めて4番に座った大田の一発から5連打の猛攻を浴びせ、投打で来季への確かな手ごたえをつかんだ。

 25年ぶりの快挙は逃したが、最高の形で今季最終登板を終えた。先発の杉浦が6回2/3を1安打1失点。移籍後初の7回のマウンドに上がり、最多90球を投じた。こ初回に左太腿前に打球を受けたが影響を感じさせず、6回には圧巻の三者連続三振斬り。7回2死走者なしから二塁打を浴び降板したが、ヤクルト時代の16年に記録した3勝を更新する自己最多の4勝目を手にした。

 打っては移籍3年目で初の4番に座った大田の一発から打線が奮起。大田は1-0の4回1死走者なしから、オリックス先発・K-鈴木の初球を捉え、左翼席最前列へ。プロ11年目で自身最多となる20号に到達した。大田は2回の第1打席でも左前打で出塁し先制のホームを踏んでおり、これで3試合連続のマルチ安打となった。

 5番・清宮も2打席連続となる右前打で続くと、石井一、清水、今井と5者連続安打でさらに1点を追加。高卒3年目の今井は17年のプロ初安打以来、2年ぶりの打点を挙げた。なおも2死満塁から1番・西川が押し出し四球を選び4-0に。先発・杉浦の4勝目をアシストした。

 オリックス打線は杉浦を前に沈黙。7回に吉田正、ロメロの連続安打で一矢報いたが、反撃が遅すぎた。先発のK-鈴木は4回途中7安打4失点で降板。5連続安打を浴び2死満塁で痛恨の押し出し四球を許すなど、課題の残る投球となった。だが、4番手でドラフト4位ルーキー・富山がプロ初登板して2回を無安打無失点2奪三振に抑え、ドラフト5位の遊撃・宜保が大田の放った強烈な打球をファインプレーで仕留め最終回には安打を放つなど、若手の活躍が来季への光となった。

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