福浦のために…ロッテCS“逆王手” 井口監督「一つの勝ちにこだわる」

[ 2019年9月24日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ6―1日本ハム ( 2019年9月23日    ZOZOマリン )

<ロ・日>井口監督と握手する福浦(撮影・長久保 豊)
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 福浦が打って、福浦が抑えた。16年以来3年ぶりCS進出にロッテが“逆王手”だ。全員が背番号9と福浦のトレードマークのクラシックスタイルで登場。初回無死一塁、鈴木の左越え二塁打で先制すると12安打6得点で流れを決めた。

 引退セレモニーで花束を渡し「頼んだぞ」と声を掛けられた鈴木は「みんなが、福浦さんに最後の花道をと思ってやっていた」と興奮冷めやらぬ様子だ。「悪い時によく声を掛けてもらった」と感謝する先発・石川は7回1失点だ。9回2死では守護神・益田が「内角の直球しか投げなかった」と一塁の守備に就いた福浦の守備機会が高まる配球で演出した。

 24日の西武戦に勝利し、3位・楽天が敗れればCS進出が決定する。「明日(24日)は全員で一つの勝ちにこだわる」と井口監督。「福浦」でまとまったチームが、最終戦で奇跡を起こす。

《CS進出はロッテか楽天か?》西武、ソフトバンクに続くパCS進出チームの決定は24日以降に持ち越しとなった。ロッテのCS進出が決まる条件は、西武に勝ち、楽天がソフトバンクに敗れた場合のみ。逆に楽天が勝ち、ロッテが引き分けか敗戦、楽天が引き分けでロッテが敗戦の場合は、楽天がCSに進出。その他のケースでは26日の楽天(対西武)の勝敗で、楽天、ロッテのどちらかに決まる。

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2019年9月24日のニュース