【兵庫】父は阪神&オリックスで活躍 甲南・野田、1年生で公式戦デビュー 攻守で輝きも2回戦で涙

[ 2019年7月14日 16:36 ]

第101回全国高校野球選手権 兵庫大会2回戦   甲南0―1鳴尾 ( 2019年7月14日    高砂 )

<鳴尾・甲南>三塁で軽快な守備を見せる甲南・野田(左)(撮影・後藤 大輝)
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 元阪神、オリックスで活躍し、1試合19奪三振のプロ野球記録を持つ野田浩司氏(51)の長男・泰司朗内野手(1年)が公式戦デビューを果たした。甲南の「9番三塁」でスタメン出場。2打数無安打も、確実に犠打を決めるなど存在感を示したが、チームの敗戦に「何としても3年生を勝たせたいと思いながらプレーしましたが、悔しいです」と唇を噛んだ。

 1メートル68、63キロ。現状では長身右腕だった父親と体格もポジションも違う。それでも持って生まれた資質は、やはり父親譲りだ。0―1の5回無死一塁、三塁前に確実にバントを決めると、守備でも5回無死、鳴尾・7番打者の三塁前へのセーフティーバントをダッシュ良くさばき、一塁へ送球。「積極的ということを心がけていました」。巧みな打球処理で出塁を許さなかった。

 野球を始めたきっかけは、父と公園でしたキャッチボール。生まれた頃にはすでに現役を引退していたが、1995年4月21日ロッテ戦(千葉マリン)の19奪三振はユーチューブなどで最低3回は見た。「あれはヤバいです」。野球の技術面ではなく、取り組む姿勢、道具の大切さなどを教えられてきた。NTT西日本の臨時コーチを務め、都市対抗野球出場のため東京に滞在する父とは前日に会話。「自分のスイングをしてきなさい。3年生のためにも頑張ってきなさい」とエールを送られた。敗れはしたが、現状で出せる力は全て出した。

 甲南は3年生部員がわずか4人。0―1で迎えた9回の攻撃は4人全員が打席に立ち、意地を見せた。主将でエースの高野響投手(3年)は8回3安打1失点の好内容にも「主将としても投手としても、チームを勝たせられなかったことが悔しい」と涙を浮かべ、下級生には「1点を取り切る力をつけていって欲しい」と託した。野田はじめ後輩達は先輩達の思いも背負い、甲子園への道を歩む。

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