明大 日本一王手!森下温存もプロ注目伊勢がロング救援7回零封

[ 2019年6月17日 05:30 ]

第68回全日本大学野球選手権第5日 準決勝   明大5―1東農大北海道オホーツク ( 2019年6月16日    神宮 )

<明大・東農大北海道オホーツク>3回から登板し好救援した明大2番手・伊勢(撮影・郡司 修)
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 準決勝2試合が行われ、明大と佛教大が決勝に進出した。明大は3回から救援登板したドラフト候補右腕・伊勢大夢投手(4年)が7回を1安打無失点と好投。8回の勝ち越しを呼んだ。17日に行われる決勝には満を持してエース森下暢仁投手(4年)が先発し、81年以来38年ぶり6度目の日本一を狙う。佛教大は東海大に6―4で逆転勝ちし、初優勝に王手をかけた。

 「伊勢大明神」が明大の悲願をかなえる舞台を整えた。1―1の3回からマウンドへ。早めの出番、ロング救援も望むところだ。7イニングをわずか1安打零封。決勝進出の立役者となり「“負けたら(先発した)竹田のせい”くらいに思って気楽な気持ちで投げられたのが良かったのかも」と報道陣を笑わせた。

 スリークオーター気味のフォームから速球を繰り出す右腕。今春のリーグ戦は森下とのドラフト候補2枚看板として期待されたが、未勝利に終わった。今大会でも初戦・福井工大戦に先発し6回2失点で、先制を許すなど不満の残る内容。「ずっと調子が悪くて迷惑をかけた。信頼を取り戻さなきゃと思った」と雪辱に燃えていた。

 前回登板後、足を上げてから一呼吸置いてタメをつくるフォームに修正。さらに「明日は(森下)暢仁でいくと思ったので投げさせたくなかった」と温存を期し、「流れを変えるためにスピードを意識した」という。

 すると、この日は自己最速を1キロ更新する151キロをマーク。武器のシンカーも決まり、3回から9回2死まで無安打と、ほぼ完璧に封じた。これに応えた味方打線は8回に4点を援護。ネット裏で視察した広島の苑田聡彦スカウト統括部長は「今日が一番良い。狙ったところにしっかり投げられている」と評価した。

 伊勢は同学年の森下について「雲の上。尊敬している」と言うが「調子が戻ってきた。明日も投げるつもり」と充実の表情。38年ぶりの日本一まであと1勝。遅れてきた男が、エースにしっかりバトンをつないだ。(松井 いつき)

 ◆伊勢 大夢(いせ・ひろむ)1998年(平10)3月7日生まれ、熊本県出身の21歳。小4から野球を始め、西山中までは軟式。九州学院では3年春と夏の甲子園に出場し、夏は当時1年の村上(現ヤクルト)とともにプレーした。明大では1年秋から登板し通算16試合3勝1敗、防御率2・79。1メートル81、87キロ。右投げ右打ち。

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