ソフトB・松田宣 ど派手なチーム1号 好結果に呼びこむ“わずかな差”

[ 2019年3月4日 10:34 ]

オープン戦   ソフトバンク7-2阪神 ( 2019年3月3日    ヤフオクドーム )

<オープン戦 ソ・神>1回2死満塁、松田宣は左中間に満塁弾を放つ(撮影・大森 寛明)
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 指2本分、バットを短く持った。2ストライクに追い込まれた状況で、ソフトバンク・松田宣が欠かさないスタイルだ。初回2死満塁。メッセンジャーの甘く入った146キロ直球をコンパクトに振り抜き、左翼席へ運んだ。オープン戦チーム1号は、ど派手なグラウンドスラム。おなじみの熱男ポーズに、球場が沸いた。

 「短く持って理想な感じができた。(本塁打は)キャンプでは打てていなかったので、まずは一本出て良かった」

 キャンプ中から取り組む、両膝を曲げすぎずに脱力して構えるフォームに、微調整を加えた。前日の阪神戦では2打数無安打に終わり「実戦でいい投手と対戦すると、膝を伸ばすと(力が)弱いと感じた。これでは対応できないと思って、今日は膝に少し体重を乗せるようにした」。わずかな差が、好結果につながった。工藤監督は「マッチ(松田宣)がいいところで打ってくれた」と目を細めた。

 6回2死一塁で迎えた第3打席は西に2球で追い込まれたが、ボールを見極め四球を選んだ。直後にグラシアルの3ランを呼び込み「ああいう役割が大事だと思っている。2ストライクから四球が取れて良かった」と納得の表情だった。14年目のシーズンへ向け「まだまだ若く、熱くいきたい」と力を込めた。(川島 毅洋)

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2019年3月4日のニュース