ソフトB 開幕投手は千賀 工藤監督「1年間、しっかりローテを守ってチームを引っ張ってほしい」

[ 2019年2月26日 05:30 ]

工藤監督(左)の前でブルペン投球する千賀(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 ソフトバンク・工藤公康監督(55)が25日、今季の開幕投手を千賀滉大投手(26)に任せることを明かした。2年連続で大役を務める右腕は、3月29日の西武戦(ヤフオクドーム)で、完投勝利することを誓った。また、チームはこの日、宮崎キャンプを打ち上げた。

 キャンプ打ち上げの総括会見。工藤監督は開幕投手について「千賀君です。昨日練習の後、伝えました。“おまえに託す”と。1年間、しっかりローテを守ってチームを引っ張ってほしい」と明かした。

 前夜にホテルの工藤監督の部屋で伝えられ、2年連続の開幕投手が決まった千賀は「うれしかったし、今年はオフからそういう気持ちで取り組んできた。去年はやりたくない気持ちがあったが、今年は責任とか自覚から逃げずに自分に言い聞かせてきた」と腕をぶした。昨年の開幕、オリックス戦では7回1安打無失点。勝ち星はつかなかったがチームの開幕勝利に貢献した。それでも「去年は7回で終わってしまった。今年は最後まで投げたい」と完投勝利を目標に掲げた。

 昨年限りで摂津氏が引退し「チームリーダーだったし、ああいう選手になりたい」と決意を新たにした。オフには米国でダルビッシュ(カブス)の自主トレに参加し「凄い刺激を受けた」と、さらなる高みを目指すきっかけもあった。今キャンプでは2月17日の紅白戦で実戦初登板し、最速155キロを計測。右打者の内角、左打者の外角にカットボールを投じるなど、新たな配球にも挑戦する姿があった。工藤監督は「仕上がり具合も非常に良かった」と話し、倉野投手コーチも「発言も取り組みも変わった」と成長に目を細めた。

 「大事な試合を任される。1年間、チームの柱として投手陣を引っ張っていく気持ちでマウンドに上がりたい」と千賀。工藤監督からは「そろそろエースになっていく年」と背中を押された。3月29日、本拠地・ヤフオクドームで、昨季リーグ王者の西武相手に、千賀がエースらしい投球を披露する。

続きを表示

2019年2月26日のニュース