阪神 上本 二盗で大けが悪夢払しょく「ホッとしています」

[ 2019年2月25日 05:30 ]

オープン戦   阪神2―4中日 ( 2019年2月24日    北谷 )

3回二盗を決める上本(撮影・北條 貴史)
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 阪神・上本は自らの足で悪夢をぬぐい去った。3回無死一塁から遊ゴロで一塁走者に残った場面だ。続く鳥谷の初球に走った。右膝を折り曲げ、左足を伸ばしたスライディングで京田のタッチをかいくぐった。

 「初めてだったので盗塁が成功してホッとしています。いけるならいこうと思っていたので」

 実戦では右膝前十字靱帯を損傷した昨年5月5日の中日戦以来、295日ぶりの盗塁。同じ二盗を決めた際に大けがを負った。そんな経緯があるから場内の虎党からは一段と大きな拍手をもらった。

 前日のヤクルト戦には不参加で、今春オープン戦は初出場。3打席無安打で終えても大きな一歩を刻み、矢野監督を「走れるっていうのが元々の魅力でもあるから」と喜ばせた。

 二塁のレギュラー争いは当初目された糸原に新人の木浪も加わる激戦だ。実戦5試合で打率・154(13打数2安打)。「毎試合結果を出していけるように頑張っていきたい」と前を向いた。(長谷川 凡記)

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2019年2月25日のニュース