阪神・岩貞、大荒れ5失点 金本監督も渋面「キツいな、ちょっと」

[ 2018年3月18日 10:10 ]

オープン戦   阪神2―12中日 ( 2018年3月17日    ナゴヤD )

阪神・岩貞は力投する
Photo By スポニチ

 中日戦に先発した阪神・岩貞は、序盤から制球に苦しみ6回7安打5失点と精彩を欠いた。登板が有力視される巨人との開幕2戦目(3月31日)へ大きな不安を残す内容となった。

 「ランナーを背負って、高さというより、コースをもう一つ、二つ厳しくいくところがあった」

 課題の立ち上がりにつまずいた。初回2死二塁からビシエドにストレートの四球を与えピンチ拡大。福田には直球を捉えられ右中間突破の適時二塁打を許し2点のリードを吐き出すと4回まで毎回失点を重ねた。3四球、3暴投と顔を出した制球難を修正することができなかった。5、6回は無失点で投手陣でオープン戦最長となる6回を投げきったことが唯一の収穫だった。

 「6回なんかは、そういう(厳しいコースを突く)意識でいけた。(今後は)立ち上がりから、ランナーを背負っても、そういう投球をやっていかないといけない」

 金本監督は「キツいな、ちょっと。4回(まで)で5失点。このままローテーションに入れていいものなのか…。ちょっと要相談」と渋い表情。ただ、代役候補だった岩崎は、この日から中継ぎで調整し、ドラフト2位・高橋遥(亜大)は、今春は最長3イニングしか投げておらず「じゃあ代わりが誰かというと、すぐに出て来ないところもある」と指揮官が頭を悩ませるのもうなずける。

 岩貞の次回登板は24日のオリックス戦が濃厚。開幕前最後になるであろうマウンドで、変身した姿を見せるしかない。(遠藤 礼)

続きを表示

2018年3月18日のニュース