イチ“特殊マシン”効果で驚速回復 19日にも実戦復帰

[ 2018年3月18日 05:30 ]

練習を再開したマリナーズのイチロー
Photo By 共同

 右ふくらはぎの張りを訴えて15日の全体練習を休んでいたマリナーズのイチロー外野手(44)が16日(日本時間17日)、球団施設での練習を再開した。当初の患部の状態を「歩けなかった」と表現。「(マシンが)なかったら(開幕は)アウトだったでしょう。(全治)2週間とか必ず言われる」と、通常なら開幕絶望の故障が特殊なマシンで驚異的な回復を遂げたと明かした。

 14日のオープン戦で初回の守備に就く際に異変を感じ、イニング後に交代。「水はちょっと足りなかったかな。油断しました」と高温で乾燥しているアリゾナの気候を原因に挙げた。帰宅後、マシンを使ってのトレーニングに励んだ。14日に3時間、15日に6時間、16日にも1時間と計10時間。マシンを開発した、初動負荷理論で知られる「ワールドウィング」の小山裕史代表は「血液の高酸素状態をつくり出すことで全身が高酸素状態となり、打撲や筋挫傷を最小限のものとして回復を早める」と説明する。

 イチローはこの日、軽いランニングや遠投、室内での打撃練習を行い、17日(同18日)に全体練習に復帰して18日(同19日)に実戦復帰する意向を示した。「(オープン戦で)ゲームに出るか、マイナー(の練習試合)で打席に立つか。マイナーの方が安全かもしれない」。マイナーの練習試合では特別ルールのもと、打っても走らなかったり、打順に関係なく打席に多く立ったりすることが可能。状態を確認しつつ、開幕へペースを上げる。

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2018年3月18日のニュース