DeNA石田、決意の5回無失点 2年連続開幕投手「引っ張っていきたい」 

[ 2018年3月18日 08:25 ]

オープン戦   DeNA1―3オリックス ( 2018年3月17日    京セラD )

6回から登板し無失点で抑えた桜井
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 DeNA・石田が開幕投手としての覚悟と決意を投球に込めた。5回2安打無失点。「(開幕投手を)言われたからといって、プレッシャーはなかった」と言いながらも「しまった投球をしないといけないと思った」とうなずいた。

 ラミレス監督が試合前に「2018年のDeNAの開幕投手ならびにエース」と公表した。石田には15日夕方に伝えられた。神戸市内のチーム宿舎で石田は、篠原、木塚両投手コーチから「映像を見てフォームを確認しよう」と見た後に監督の部屋へ。そこでラミレス監督から「(開幕戦)頼むぞ」と言われ夕食を共にした。宿舎内の鉄板焼き店で神戸牛やアワビのステーキを食べながら士気を高めたという。

 2年連続の大役。昨年は敵地のヤクルト戦で黒星を喫した。今回も相手は同じヤクルトで、球団11年ぶりの本拠地開幕となる。「喜びを感じながら、昨年の負けを取り返すつもりで投げたい」と球団左腕では03年の吉見祐治以来となる開幕戦白星を誓った。今季から2段モーションが反則投球とされなくなり、軸足にためをつくるフォームで直球の切れは増した。ラミレス監督は「石田は必ず10勝して優勝に導いてくれる。後悔はない」と信頼を寄せる。そして、キャンプから開幕投手の座を競ってきた浜口と今永が左肩違和感、ウィーランドは右肘違和感を訴えた。開幕目前の故障者続出で石田が背負うものは大きくなった。

 「自分が元気な状態でチームを引っ張っていきたい」。チームの苦境を救うべく4年目左腕は腕を振る。 (重光 晋太郎)

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2018年3月18日のニュース