遅咲きのサブマリン、浮上のとき――“牧田2世”日通・和田 目標はプロ

[ 2018年3月7日 10:10 ]

日本通運の注目の下手投げ右腕・和田
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 下手投げ右腕の牧田が西武からパドレスに移籍した。日本球界でも希少な存在となったアンダースローが海を渡った。そんな中、11日に開幕する社会人野球のシーズン開幕を告げる「東京スポニチ大会」には、プロ注目の「牧田2世」が出場する。

 牧田と同じ日本通運の下手投げ右腕・和田悠佑(23)だ。聖光学院(福島)では上投げの本格派だったが、右肩と肘を痛め、3年時にサイドスローに転向。富士大(岩手)で徐々に右肘を下げた投げ方となり、3年時に本格的に下手投げになった。お手本となる牧田のフォームは動画で研究し「全てが参考になる。上半身と下半身のバランスがいいから、フォームが乱れない。いろんな球が投げられるし(クイック投法など)いろんなことができる」と話した。

 祖父は元プロ野球選手。「神様、仏様、稲尾様」で有名な稲尾和久氏と西鉄でバッテリーを組み、通算100本塁打を放ちサイクル安打も達成した和田博実氏だ。自身もプロ入りを目標に掲げ「まずはチームでしっかり投げられるように頑張りたい。出番が来たら中継ぎでも先発でも目の前の1人を抑える意識で投げたい」と話した。

 スポニチ大会の注目選手の一人、東芝の148キロ右腕・岡野とは聖光学院で同期。エースは岡野だった。和田は3年春の甲子園では故障のためアルプス席から応援し、最後の夏の甲子園はベンチ入りしたものの登板機会がなかった。今秋のドラフト上位候補となった岡野について「刺激になる」と和田。富士大でも同学年に16年ドラフト2位で阪神入りしたエース・小野がいた。エースの陰に隠れてきた遅咲きのサブマリン・和田が、ついに“浮上”するときがきた。(記者コラム・渡辺 剛太)

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