巨人・山口俊“汚名返上”111球 初日に気合満点も力みなし

[ 2018年2月2日 09:19 ]

ブルペンでチーム最多の111球を投げた山口俊
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 巨人の投手陣は菅野とカミネロを除く15人が初日からブルペン入り。山口俊が捕手の小林を座らせ、最多の111球を投げた。「今日はそれくらい投げようかと。まずまずでした」と振り返った。

 昨季は右肩違和感や暴力トラブルなどで1勝止まり。キャンプ前は「2月1日から100%でいけるように」と気合をみなぎらせていた。気持ちと裏腹に、投球動作に力みは一切なし。「力感がないことを目標にしたい」と脱力投法を目指す。「打者から見て、フォームとボールの体感の差を出したい」。受けた小林からは「力強い球でしたし、バランスも良かった」と称えられたが「まずはフォームをしっかり固めたい」と満足せず、ゆったり大きな動作に磨きを掛けるつもりだ。

 新戦力の野上やヤングマンら、先発ローテーションを争うライバルと同じ時間帯でのブルペン入り。見守った高橋監督は「こちらも本人と同じくらい期待している。本来の力を発揮してほしい」と話した。(池田 翔太郎)

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2018年2月2日のニュース