ダル つかみはOK 移籍会見で会場笑いの渦に「足引っ張らないように」

[ 2017年8月4日 05:30 ]

背番号21のドジャースのユニホームでブルペン入りしたダルビッシュ
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 ドジャースに移籍したダルビッシュ有投手(30)が2日(日本時間3日)、チームに合流。背番号21のユニホーム姿を初披露し、移籍会見ではウイットに富んだ回答を連発した。29年ぶりのワールドシリーズ制覇へ、「トレーニングマニアつながり」のクレイトン・カーショー投手(29)と左右両輪になる。

 ロサンゼルスメディアのハートをわしづかみにした。ダルビッシュはトレードを「不安だった」とする一方で、真顔で並べた言葉で会見場を笑いに包んだ。

 「途中から来て和を乱しまくるようなことをしたら良くない。それだけはしないように。僕よりいい投手がたくさんいるので、陰に隠れて足を引っ張らないようにしたい」

 カーショーとのダブルエース誕生。7月の球宴での秘話を披露した。「“3週間後、待っているから”と言われ、それが現実になったのが凄くうれしい」。共通点も知った。ダルビッシュは下半身のトレーニングの際、ウエートリフティング用の靴を履く。「レンジャーズだとばかにされていた。カーショーがやってると分かって、こりゃ間違ってなかったと分かった」。左腕は故障者リスト入りでアトランタ遠征には不在。「No・1の投手。同じチームでいろんなことを学べるのは大きい」と対面を心待ちにした。

 会見前には21番を背にブルペン投球。チーム関係者が取り囲んだ。「見ただけでエキサイトした」とデーブ・ロバーツ監督。「子供の頃にドジャースでのプレーを夢見た、などと話していた。感銘を受けたのは英語力。凄くクリアな発音で、とても知的だ」と一気にとりこになった。

 新天地初日は上々の滑り出し。「こんな強いチームに来られて凄くうれしい」。デビューは4日(日本時間5日)のメッツ戦だ。

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