中日・岩瀬 真骨頂の好救援「大ピンチだけど開き直って投げました」

[ 2017年8月4日 21:43 ]

セ・リーグ   中日6―5巨人 ( 2017年8月4日    東京ドーム )

<巨・中>9回1死一、二塁から登板した岩瀬
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 中日の岩瀬仁紀投手(42)が4日、巨人戦の9回に登板し、絶体絶命のピンチをしのぎ、米田哲也(元近鉄)に並ぶ949試合のプロ野球最多登板記録を白星で飾った。

 「大ピンチでしたけど開き直って投げました」。1点リードの9回、5番手・田島が同点とされ、なおも2死一、二塁の場面で出番が訪れた。阿部の右前打で満塁とされたものの、続く村田を宝刀スライダーで右飛に打ち取った。直後の10回に味方打線が勝ち越し、メモリアル登板で3勝目を手にした左腕は「(プロ野球タイ記録は)自分ではピントこないですけど、よくここまで投げられたなと思います。去年、一昨年は投げられていなかったので。ずっと投げていたころのことを考えると喜びもひとしおですけど」。15年は登板がなく、昨季は15試合に登板も最後まで納得のいく投球ができなかった。そして進退をかけて臨んだ今季。6月には月間MVPに輝くなど復活を遂げた。

 ロッテの井口とともに43歳シーズンは現役最年長の今季。新記録が懸かる次回登板に向け「来るときは来ると思います」と修羅場をくぐり抜けてきたベテランらしく最後まで冷静だった。

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